EBPM推進Our Services
~BLSは地方自治体のEBPM推進を支援しています~
EBPM(Evidence-based Policy Making)とは、政策目標を達成するためにエビデンスに基づいて、政策手段とその効果を検証することによって、より効果的な政策の立案や政策の改善を行う取り組みです。
EBPMでは、統計や各種データを活用することにより、政策手段と期待される成果との因果関係を読み解くことが大事です。
EBPM 新着情報
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活用するデータ分析手法
下記の5つの分析手法の中で、EBPM信頼性が高いデータを活用していきます。
信頼性が高い
低い
分析手法 | 概要 |
---|---|
メタアナリシス | ランダム化比較試験の分析結果や収集したデータの分析結果など、過去の様々な研究の分析結果を分析したもの |
ランダム化比較試験 | ランダムに調査対象をグループ分けし、施策を実施したグループと実施しないグループを比較し、効果を検証したもの |
調査データの分析 | 複数のデータを収集し、得られたデータを分析することで傾向や推論を導いたもの(重回帰分析、コホート分析など) |
事例報告 | 単一の記述的な研究調査、事実の一例など |
専門家の意見・報告 | 専門家や有識者委員会等の意見、報告内容など |
EBPMの展開手法
ロジックモデルを活用することによって、
「政策課題」と「政策」、「政策」と「成果」の因果関係を把握・検証することができるようになり、
より実効性のある政策立案につながります。
政策課題の
現場把握
インプット(投資資源)
政策に投じられる人・モノ・金など
アクティビティ(活動)
政策の具体的な活動内容
アウトプット(活用による産出物)
政策の結果、生み出されたモノやサービス
アウトカム(成果)
政策の成果や効果
インパクト(社会への影響)
より長期的な変化
エビデンスとは、「証拠」「根拠」を意味しますが、EBPMでは、エビデンスを「政策と成果の因果関係を示すもの」として捉えていくことが重要です。
このエビデンスの考え方を頭に置いた上で、EBPMで重要なロジックモデルを展開していきます。
ロジックモデルの作成手法
ロジックモデルの作成手順です。4つのステップがあります。
-
ステップ1
現状・政策課題の把握
統計データ等を活用して現状を把握し政策課題を明らかにします。 -
ステップ2
成果・結果の検討
インパクト、アウトカム、アウトプットを検討します。 (インパクトから逆算して作成していきます。) -
ステップ3
活動・資源の検討
アクティビティ、インプットの順で検討します。 -
ステップ4
ステップ4:成果指標の設定
アウトプット指標、アウトカム指標を設定します。
政策課題の
現場把握
インプット(投資資源)
アクティビティ(活動)
アウトプット(活用による産出物)
アウトカム(成果)
インパクト(社会への影響)
※ ロジックモデル作成の手順には、インプット⇒アクティビティ⇒アウトプット⇒アウトカムの順に作成していく方法もあります。
成果指標の設定
ロジックモデルでは、政策とその成果を検証し、政策の改善を行うことで、より効果的な政策を立案につなげていくことが重要です。
各項目をクリックして、アウトプット指標とアウトカム指標の違いの理解が大事です。
提供サービス
EBPM研修
目的
- EBPMが求められる背景、EBPMの定義の確認を行う。
- EBPMの手法や考え方の学習を行う。
- EBPMを活用した政策事例を学び、今後の政策立案、政策評価に活かす。
内容
- EBPMの考え方、手法の理解
- ロジックモデルの理解、検討
- 政策の立案、評価への落とし込み